患者さんにも憧れられる人になろう

新人看護師にとっての憧れの先輩は、プロ意識の高い看護師ではないでしょうか。
採血や点滴などの医療処置がスムーズに出来ると、尊敬度は一気に上がるのではないでしょうか。難しい看護手技が上手いと、他の人からも頼りにされる存在となれることでしょう。
また申し送りなど、報告する能力はある程度の訓練が必要となるので、新人看護師は先輩の報告はしっかりと聞き、時にはメモを取りましょう。的確に患者さんの情報が伝えられると、仕事もスムーズに出来るようになることでしょう。
また、憧れの先輩は患者さんの信頼も厚く、医師にも対等な態度で質問したり報告できる人が多いようです。気配りが出来て、冷静沈着、必死感がないのが特徴のようです。このようなデキる看護師は、当然のことながら憧れの的になるのです。
しかし、デキる人は他人にも厳しい面があります。患者さんの前では天使の微笑みを浮かべながら、新人看護師に真顔で注意する場面もあるようです。けれど、プロ意識が高いからこその厳しさなのです。
看護は、決して一人では出来ない仕事なのです。チームプレーの職業だからこそ、職場の雰囲気は大切になります。いわゆるデキる看護師ではないけれど、いつもニコニコ明るくムードメーカー的な人や後輩の失敗をフォローしてくれる先輩看護師も憧れられやすいです。このような人は同僚にとっても好印象であり、患者さんにとっても、憧れられていることでしょう。もちろん新人看護師にとっては、憧れの先輩看護師になると思います。そういう意味から言うと、チームメイトとしての役割を認識し、責任をもって患者さんの看護にあたっている人が憧れの看護師像と言えることでしょう。